家伏せ・井戸伏せの儀
久しぶりにリアルタイムでのお話です。
今日は家伏せ・井戸伏せの儀を執り行いました。
家伏せとは、家を取り壊す前に家と土地の神様を鎮めるために行う儀式、井戸伏せとは井戸を閉じる前に行う儀式です。
ついでに、亡き母が遺した油絵も供養してもらいました。
(母は美術の教師だったので結構絵が残ってたのです)
特に縁のある神主さんとかはいないので、施工会社に手配してもらった神職さんに儀式を行ってもらいました。
「清めたまえ~、祓いたまえ~」
だけじゃなく
「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!」とか、
「オン・ナントカカントカ・ソワカ!」
とか混じってて、神道なんだか陰陽道なんだか仏教なんだか分からないカオスな感じで面白かったです。
・・・いや、面白がってたらダメですが。
あと、御幣って色々な形のものがあるんですね。たぶん神様の形を模してるんだと思いますが、どれが何の神様かな~とか想像して楽しんでました。
・・・いや、楽しんでたらダメですが。
その後は、神棚や井戸、水回りや家の四隅に水、酒、塩、米の4種を撒いて儀式は無事完了しました。
なんにせよ神道の儀式って多分、七五三、国家資格の受検前の合格祈願に次いで生涯3度目なので、とても新鮮な経験でした。
次は地鎮祭が生涯4度目の経験になるのかな。
さて、後は家の取り壊しを待つばかりとなります。
35年ずっと暮らしてきた家だけに、名残惜しいですけどね。
せめてもということで、今の家の欄間は新居に流用する予定です。
家の魂も、こうして引き継がれていくんですねえ。
家の供養も込めて、クリックしていってもらえると嬉しいです。