【Web内覧会その8】古き良き伝統の和室・後編
Web内覧会、和室の続きです。
前回の内覧会の内容はこちらをご確認下さい。
では、玄関から入って右側の壁面から見ていきましょう。
右端の、小さな襖の部分は、仏間になっています。
全開放したのがこちら。
この中に、仏壇を収納する予定です。
線香を炊くので、ちゃんと換気扇も付けてもらいました。
その左側は、言うまでもなく床の間です。
柱と床は銘木の紫檀になります。
もう雰囲気と高級感が周囲の木材とまるで違います。
しかも天井がここと仏間だけ網代天井になっています。
どちらも隠れて見えない部分なのに、無駄に凝っています。
その隣の押入れは前回、紹介しましたが、一応内部もご紹介。
床が無垢材なことを除けば、ごく普通の押入れですね。
和室の天井は、板張りです。
本当は格子天井とか憧れてたんですけど、もう和室は他の部分が凝り過ぎなので、ここはシンプルにいきました。
照明も建て替え前の和室で使っていたものをそのまま持ってきたものです。
天井といえば、壁と天井の間の廻り縁。
よく見ると二重になっていますね。
これもマスターのこだわりの一つ。
廻り縁を二重にすることで、天井高がまさかの280cmになりました。
壁は、室内では唯一の塗り壁です。
京壁というタイプの塗り壁ですね。
表面がブツブツしていて、触るとボロボロ落ちそうな奴です。
でも、実際に触ってみても落ちませんでした。
塗り壁も過去のものから進化しているんですかね。
ちなみにスイッチとコンセントも、現場監督Aさんが壁の色に合わせた色のものを手配してくれていました。
それと、柱が剥き出しになってますよね。
これも最近珍しい、真壁造りという工法です。
次に足元に目を向けましょう。
畳は形状はごく一般的なもので、縁の模様も特に奇をてらいませんでした。
ただし、大きさは普通じゃありません。
関東では一般的な江戸間サイズではなく京間サイズになっているので、写真では分かりませんがかなり大きいです。
そして、もちろん昔ながらのい草の畳です。
い草特有の香りに癒されます。
最後に、3枚引き戸を全開にしてみましょう。
ジャン!
下がり壁があるので伝わりにくいですが、和室とダイニング・リビングを繋げることで、驚くほど広大な空間が広がります。
これでお客さんが何人来ても大丈夫ですね。
<仕様>
・天井 南海プライウッド 新ふじ
・天井(床の間) 網代天井3×6
・塗り壁 シコク 京壁131 うぐいす
・床柱 紫檀無垢135角
・床 畳(畳へりNo.5)
・照明 オーデリック 型番不明
・照明(床の間) オーデリック OS 256 410
・襖紙(玄関側)ルノン しんせん第28集 No.921
・襖紙(押入)ルノン しんせん第28集 No.903
・襖紙(仏間)ルノン しんせん第28集 No.944
・襖紙(LD側)榎本明雅堂 ちどり第8集 No.15
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