【建物見て歩き】被災建物を見ながら防災について考える
昨日はすさまじい台風でしたが、皆さん、大丈夫でしたでしょうか。
被害に遭われた方は、少しでも早く日常生活に戻れるよう、お祈りしております。
東北の旅でも、東日本大震災の爪痕をいくつか目にしてきました。
泊まった「KIBOTCHA」も被災した野蒜小学校を再利用した建物ですが、その周囲には被災した当時の姿をそのまま残した建物が点在していました。
これは今も使われている公共施設。
被災した部分はわざと防災教育用に被災時そのままに残しているようです。
鉄骨部分は補強しているのが分かりますね。
この辺りは津波だけでなく、波に流された家や自動車や倒木が大量に流れてきたようなので、幾ら鉄骨の建物とはいえ只では済まなかったのでしょう。
こちらは木造の建物。
1階部分の壁の損傷がひどいです。
これでは、家自体が無事でも住み続けるのをためらってしまうかも知れません。
現在は駅自体は高台に移動しています。
路線の走るルート自体が変わってしまったんですね。
そんな中、震災でも全く無事だった石倉も残されていました。
同じ災害にあっても残るところは残るんですよね。
数件ですが被災建物を実際に見たり、直近の台風の被害を見て思ったことは、もちろん頑丈な家、地震に強い家に建てることは大切ですが、逆にどんなにいい家を建てても津波や竜巻が襲って来たり、電柱なり鉄柱なりが倒れかかって来たりしたらどうにもならないなあ、と。
それよりも、選ぶ余地があるならなるべく災害の少ない土地を選ぶことが重要なような気がします。
最近は何十年に一度だの史上初だのの災害が発生するので、それでも万全とは言えませんが。
でも万全を期したら後は運を天に任すしかないですよね。
災害への備えは大切と思った方、クリックよろしくお願いします。