【間取りの駄目出し】その1・構造材は無垢材に!
クライムホームとの打ち合わせに、ボールの父、通称“マスター”が参加することになりました。
心持ち、営業のTさんも設計のKさんも緊張した面持ちです。
(;T)あのう、間取りに何処か問題がありましたでしょうか?
答えよクライムホームとやら!この家の構造材は!!
(;T)!?!?集成材ですが・・・?
だからこの家ではダメなのだぁっ!!構造材は、無垢材と相場が決まっておる!!
そういうわけで、駄目出しその1は『構造材は無垢材にすべし』でした。
というわけで、まずは集成材と無垢材の違いを見ていきましょう。
●集成材
こういう感じ↓の、複数の木片を接着剤で張り合わせて一つの木材にしたものです。
<メリット>
・木材は元々の水分が多いと乾燥して反りや割れが発生しますが、集成材はよく乾燥させてから接着しているので、反りや割れが起こりにくいです。その分、特に構造材に向いていると言えます。
・大節や割れなどを製造工程で除去できるので、強度のばらつきが少なく、品質が安定しています。
<デメリット>
・木材自体の寿命は長くても、接着剤の寿命には限界があります。接着剤が寿命を迎えれば、構造材として用を果たせなくなります。その為、無垢材よりは寿命が短い可能性があります。
・接着剤にシックハウス症候群の原因物質が含まれている場合、シックハウスの原因になってしまいます。
・張り合わせなので、構造材がむき出しになる真壁作りや梁むき出しの吹き抜けなどに使うと見栄えに影響します。
●無垢材
<メリット>
・なんといっても木目が美しいです。また、経年による色の変化も楽しめます。好みの問題もありますが、見せる構造材にするなら無垢材の方がいいです。
・無垢材は木材本来の特性である、調湿性能と断熱性能が高いです。
<デメリット>
・集成材のメリットの裏返しで、反りや割れが起こりやすいです。なので、無垢材の柱にはあらかじめ背割りがある場合が多いです。
・無垢材は木の種類や年数、乾燥度合いによって扱いが変わるので、経験と技術が必要です。無垢材の扱いになれた大工さんでないと、うまく扱えない可能性があります。
どちらもメリット、デメリットがあるので一概にどっちが良いとは言いにくいのですが、我が家は真壁・吹き抜けがあるので、確かに無垢材にした方が味のある家になりそうな気がします。
(;T)え、でもそれは構造材の話であって、間取りの話じゃありませんよね。
あわてるでない!間取りの話はまだまだこれからよ!!
無垢材の話はまだまだ序の口だったようです・・・
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