今明かされる、クライムホームの家づくりの秘密
我が家の完成は8月の予定です。
基礎工事が始まったのが1月、上棟が3月ですから、着工から完成まで半年以上かかることになります。
ハウスメーカーや工務店によっては3か月くらいで家が建つところもあるので、クライムホームの工事はかなり時間がかかる方だと思います。
なぜこんなに時間がかかるのかというと、クライムホームは一棟の家を一人の大工が建てるから。
一人で建てるんだから、それは時間がかかりますよね。
時間がかかるというのは、建築会社にとっても施主にとってもデメリットが多いように思えますが、クライムホームはなぜこんな方式にしているのでしょう?
そこには、3つの深い理由がありました。
その1:木を乾燥させる時間が作れる
一見、工期が長くなるのはデメリットのような気がします。
しかし時間がかかればその分、壁の施工前に木を乾燥させることができます。
木は乾燥した方が強度が増しますし、乾燥する前に壁を作ってしまえば木から放出された湿気で壁の内側が結露し、カビの発生の原因にもなります。
敢えて時間をかけて家を建てることで、より頑丈で、より安全な家になるんですね。
その2:強固な家にできる
クライムホームの家は基本的に瓦屋根です。耐震性を考えれば明らかに不利な瓦屋根を敢えて採用しているのは、瓦の重さを逆手にとって、柱や梁がよりしっかりと嵌まるように計算して施工しているからです。
加えて一人の大工さんが家全体を担当することで、家全体のバランスを見て施工できます。複数の大工さんが同時に作業すると、どうしても自分の受け持ちの部分しか見えなくなりますからね。
その3:大工さんが責任感を持って仕事できる
個人的にはこれが一番重要なポイントだと思ってます。
一棟まるごと自分の手で建てるとなれば、責任はその大工さん1人に帰結します。
何か家に欠陥があった時に、他人のせいにできないわけですね。
加えて、建てた家はその大工さんの作品になりますから、手抜きはできません。
どうしても複数の大工さんが関われば、責任も建てる家への愛着も分散してしまいますからね。
また、建てる期間が長い分、施主とのコミュニケーションもより密に取れます。
我が家も、週に一回は現場でM棟梁と顔を合わせるようにしています。
それと、施工に時間がかかるということは、それだけいろんなものを選ぶ時間が取れるということでもあります。
工事中、施主が決めなければいけないことは沢山あります。
外壁や床、建具などの色決め、壁紙や照明、カーテンの選択などなど。
もし完成まで3か月しかないと、それだけそれらを選ぶ時間が限られることになります。
その点クライムホームの場合は、その辺りもじっくり悩むだけの時間があります。
これは結構大きいポイントだと思っています。
そんなわけで、完成まで時間はかかりますが、それだけ満足度の高い家になればそれに越したことはありません。
後はM棟梁の腕前を信じるのみです。
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