【間取りの駄目出し】その3・和室は京間を旨とすべし!
マスターの駄目出しは、ますます白熱していきます。
答えいっ!この和室は江戸間か京間か!!
(;k)え、江戸間ですけど~。
マスターとKさんの会話に私とボールぽかーん。
(;凸)江戸間って何?
(;◎)京間って何?
私達と同じように、詳しくない人に解説すると、実は畳のサイズにはいくつかの種類があるんです。
元々は6尺3寸(約1910mm)の『京間』が一般的だったらしいんですが、江戸時代に入り、江戸を中心とした関東では5尺8寸(約1760mm)の『江戸間』が広まったようなんです。
なんでこんな差が生まれたのかというと、関西では畳の大きさを基準に建物を作っていたのに対し、関東では柱を基準に建物を作っていたため、柱の太さの分だけサイズが小さくなったんだとか。
ちなみに、関東と関西の中間の愛知や、東北や北陸の一部では6尺(約1820mm)の『中京間』という京間と江戸間の中間サイズの規格が使われているようです。
さらに昭和に入り、団地のサイズに合わせた小型サイズの『公団間』または『団地間』まで登場しました。
そんなわけで、実は一口に1畳といっても、代表的なものだけで4サイズもあるんです。
ちょっとカルチャーショックを受けました。
で、クライムホームは関東の会社なので江戸間なわけですが、
愚か者め!江戸間では同じ8畳でも狭くなってしまうではないか!!
どうやら部屋の大きさがお気に召さなかった様子。
(;凸)家が広くなるとそれだけ金額が上がるんだけどなあ・・・
そして、私のため息はどんどん大きくなっていくのでした。
畳の大きさが実は色々あることを初めて知ったという方、クリックしていってもらえると嬉しいです。